男性のお葬式の服装、喪服の上にコートを羽織っていいのかマナーを解説します。

  • 冬の男性のお葬式の服装は?
  • 冬の服装マナーを知りたい
  • 喪服の上にコートを羽織って大丈夫?

冬のお葬式は、喪服だけだと寒いと感じることもあります。

一年中着られるオールシーズンフォーマルスーツでも、気温が低い冬だとコートを羽織りたくなりますよね。

冬や肌寒く感じる秋ごろに喪服だけでは寒さを感じるときは、上からコートを羽織っても問題ないでしょうか?またフォーマルベストやワイシャツの中にニットを着てもいいのか気になりますね。

こちらの記事では、男性が冬に喪服を着るときのマナーと寒さ対策の方法をご紹介します。訃報が届き冬の葬儀への参列する際の服装マナーについて確認しましょう。

冬に喪服を着るときのマナー

喪服には、6月~9月に着用をおすすめなサマーフォーマルスーツと春・夏・秋・冬、一年を通して着用できるオールシーズンフォーマルスーツの2種類があります。

冬はもちろんオールシーズンフォーマルスーツを着用しますが、気温によっては喪服だけでは寒いと着案じることもあります。

そんな冬のお葬式に参列する場合は、喪服の上からコートを羽織っていいのでしょうか?

弔事の場合には、身だしなみを整えてだらしのない恰好を避けた方がいいと言われていますので、喪服の上からコートを羽織ったらマナー違反になるのではないかと心配する方も多いです。

薄着でぶるぶると震えながら参列すると、遺族から早く帰りたいのではないかと心配させてしまうので注意が必要です。

冬のお葬式で寒さ対策をしてもよいか確認しましょう。

男性は寒さ対策をしてもOK?

男性が冬のお葬式に参列するなら、喪服の上にコートを羽織っても問題ないでしょうか
結論はイエスです。

春・夏・秋・冬、一年を通して着用できるオールシーズンフォーマルスーツであれば、少しくらい肌寒い日であれば喪服のみで参列することも可能ですが、、、

寒暖の差が激しい地域や雪が降る地域は、喪服だけで参列するには厳しいと感じる方も多いですよね。

喪服だけで雪の降り積もった街を移動することを考えただけでも、体調を崩してしまいます。

そのため、冬に葬儀へ出席するときは、喪服の上にコートを羽織って寒さ対策をしましょう。防寒具を使用しても問題ありません。

喪服の上に羽織るコートの選び方

冬の寒さをしのぐためなら、どのようなコートでもいいというわけではありません。フォーマルな装いにはマナーがあるので注意が必要です。

喪服の上に羽織るコートの選び方について解説します。

光沢があるものや派手なデザインは避ける

喪服は、形はビジネスで着る黒のスーツと同じですが濃染加工をした濃い黒をしています。

白無地のワイシャツに黒いベルト、黒い靴下、ストレートチップの革靴を履きます。

このように喪服には服装マナーがあります。

またお葬式の場合には、華やかな印象にならないように与える光沢があるものや派手なデザインは避けます。殺生をイメージするヘビやクロコダイルの柄やファー素材もNGです。

喪服には、参列者の立場によって「正喪服」「準喪服」「略喪服」の格式に違いがあります。

正喪服は、喪主や遺族が着用する服装。準喪服は、喪主・親族のほかに参列者も着用する服装。略喪服は、知人や友人が着用する服装。喪服がないときに代用したり。訃報に平服でお越しくださいと記載されていたら略喪服を着用しても構いません。

このように喪服はそれぞれの立場によって着用する服装が違いますが、最近は正喪服と準喪服の違いはなくなってきています。

喪服の上に羽織るコートも、光沢があるものや派手なデザインは避けるなどマナーがあるので注意しましょう。

お葬式はトレンチコートがおすすめ

お葬式では「トレンチコート」がおすすめです。

落ち着いたデザインできちんとした印象を与えるからです。

一方、ダウンジャケットやジャンバーは、カジュアルなデザインのものが多いので注意が必要です。トレンチコートが用意できない場合は、シンプルなデザインの上着を選ぶことがポイントです。

コートの丈は、喪服のジャケットが隠れる方がいいでしょう。丈が短いとカジュアルな印象を与えてしまうからです。

フォーマルベストは避けよう

トレンチコートもシンプルなデザインのジャンバーが用意できない場合には、インナーで寒さ対策をすることがあります。

フォーマルベストは、お葬式にもふさわしい服装だと思いがちですがオシャレのためのコーディネイトと思われがちなのでNGです。

黒いベストであっても寒さ対策よりも、お葬式にはふさわしくありません。

セーターは、着用してもOK

セーターであれば、ワイシャツの上に着用しても問題ありません。

シンプルなデザインで無地のものがおすすめです。濃紺や黒色のセータ―を着用するとよいでしょう。

セータよりもインナーで体温調整しよう

以前は、どんなに寒くてもワイシャツにセーターを着用することはありませんでした。

最近では、それぞれの体調や健康面なども考慮して寒さ対策をしてもいいという観点からセーターを着ることも問題ありません。

とは言え、喪服のスタイルである白無地のワイシャツに黒いジャケットのコーディネイトよりセーターを着る方がカジュアルな印象になってしまうため出来る限り避けた方がよいでしょう。

最近では、ユニクロやGU、しまむらなどのカジュアル衣料品店で保温効果の高いインナーを買うことができるのでセーターに代用するインナーを検討してもよいかと思います。

カイロを使った寒さ対策も検討しよう

トレンチコートやセーターも用意できない方は、カイロを使った寒さ対策もおすすめです。

保温効果の高いインナーと背中や腰など身体が冷えやすい部分にカイロを貼っておけばある程度の寒さであれば対応することが可能です。

最近は、葬儀会場の室内がエアコンや暖房機器で室温調整されていることが多いので過度に心配する必要はありません。

当日慌てないために喪服の用意をする

喪服にも上に羽織るコートにも服装マナーがあるため、自宅にない場合は用意する必要があります。

手持ちの地味で黒いジャケットやズボンでは失礼になるため避けた方がよいでしょう。

紳士服量販店で喪服やコートを買うことができますが、営業時間が限られており足を運ぶのも大変です。また、喪服の服装マナーを確認するのも大変ですよね。

お葬式当日に慌てないように、喪服の用意をすることが大切です。

冬の男性のお葬式は、喪服レンタルがおすすめ

紳士服量販店の喪服は、相場5万円ほどかかると言われています。白無地のワイシャツにネクタイや黒いシューズまで買うと10万円超えますよね。

冬のお葬式用にトレンチコートも買ったら、20万円以上したという声も良よく聞きます。

喪服は、クリーニング代も高いので買うべきではないという口コミもあります。

コストを抑えて手間も省くなら、冬の男性のお葬式は喪服レンタルがおすすめです。

実際に私が冬のお通夜に参列する際に喪服レンタルしたお店をご紹介します。

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まとめ

今回は、冬のお葬式に参列する際の服装マナーと喪服の上に羽織る黒いコートついて解説しました。

喪服には、シンプルなデザインの黒いトレンチコートがおすすめです。

トレンチコートが用意できない時は、セーターを着用するか保温効果の高いインナーを着用しましょう。ベストはカジュアルな印象になるので避けた方がいいでしょう。

冬のお葬式は寒さ対策が必要なため必要以上に出費があるため、喪服レンタルもご検討ください。

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