お盆に持っていくお供え物(くもつ)は?ご遺族、故人とのつながりを大切にする

  • 2024年7月20日
  • 2024年7月21日
  • お盆
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  • お盆にお供えする物は何?
  • 故人とのつながりを大切にしたい
  • お供え物で控えたいものは?

お盆に持っていくお供え物(くもつ)のマナーについて悩んでいませんか?

実は、この記事で紹介する「お盆のお供え物のマナー」について確認さえすれば、誰でも相手に不快な想いを与えずにすみます。

なぜなら、私のいままでの経験を元にお供え物(くもつ)をすると、誰でも贈って良いもの悪いものがわかります。

この記事では、仏壇の脇に供えられる供物(くもつ)のマナーを紹介します。

この記事を読み終えると、今後、お盆の供物(くもつ)で悩むことはなくご遺族と良好な関係を築くことができます。

お供え物(くもつ)とは

お供え物(くもつ)とは、お葬式の際に祭壇の脇に供えられる贈り物です。故人への感謝の気持ちとご遺族に人の死を悲しみとむらう気持ちを込めて贈ります。元々は仏様や神様に捧げるものを供物(くもつ)と呼んでいました。

最近は、葬儀のスタイルも多様化し家族葬やお通夜を行わない直葬など一般的になっていること、お盆のお供え物(くもつ)に対する考え方も変わっています。

お供え物(くもつ)は、喪主やご遺族が用意し祭壇のまわりを飾ることもあります。

果物や花、缶詰やお菓子の詰め合わせなどが一般的です。

仏教の五供という教え

仏教の中に五供(5つのお供え物)という教えがあります。

  1. 香(こう)・・・お線香、抹香
  2. 花・・・供花
  3. 灯明、灯燭(とうしょく)・・・ろうそくの灯り
  4. 浄水(じょうすい)・・・きれいな水
  5. 飲食(おんじき)・・・普段食べているものと同じもの

仏教の宗派に違いはありますが、仏壇に明かりを灯し、線香を上げ、花や供物を添えること。きれいなお水と食べ物を供えることは供養の根底にあります。

香は、線香や抹香のこと。

仏壇や祭壇に線香をあげて、ご先祖さまに香りを感じてもらいます。心身を清める意味合いもあります。

花は、供花のこと。

花を添えて清らかな心で仏さまと向き合います。

故人の好きだった花、思い出となる季節の花などご遺族が喜んでもらえる花を供えます。

葬儀のスタイルによって供花を受け付けない場合があるため、事前に確認しましょう。

灯明、灯燭(とうしょく)

ろうそくの明かりのこと。

仏壇や祭壇のろうそくの明かりは、仏さまの知恵として例えられ、心に安らぎを与えてくれると考えられています。

ろうそくが少しずつ燃え尽くす様子は、人の世のはかなさを意味しています。

ろうそくに火を灯したら線香をあげます。火を消す時は、手の指をしっかりと閉じて扇のような形を作り仰いで消すか。専用のろうそく消しを使用しましょう。

浄水(じょうすい)

きれいな水のこと。

お供えする水には、人の心を洗われるという意味があります。水道水でも構いませんが、毎日、器をきれいにして新鮮なお水を入れましょう。

浄土真宗では、お水を供えないため注意が必要です。

飲食(おんじき)

飲食(おんじき)とは、普段食べているものと同じものを供えます。

毎日私たちが食べている食事と同じものを家族の食事の前にお供えします。また法事の時には、霊供膳(りょうぐぜん)をお供えします。

※一汁三菜の精進料理。

同じ食事をお供えすることでご先祖様とのつながりを持つ意味があります。お供え物は、すぐに食べられる状態にするため、お菓子は袋から出し小鉢に盛ります。リンゴやナシは皮をむく。ブドウは、洗って小鉢に盛ります。

お肉やお魚など生臭くなってしまうものは、避けましょう。

まとめ

今回は、お盆に持っていくお供え物(くもつ)について解説しました。

最後にもう一度内容を確認しましょう。

  • お盆のお供え物の基本は「五供(ごく)」
  • 仏教の五供という教えがある
  • お供えしてご先祖様とのつながりを持つ

お盆にお供え物の基本は「五供(ごく)」です。香(こう)花、灯明、灯燭(とうしょく)、浄水(じょうすい)、飲食(おんじき)でご先祖様とのつながりを大切にしてください。

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