- お盆でやってはいけないことは?
- お盆は何の日なの?
- 水辺に行ってはいけないって本当?
お盆は、そもそも何の日?やってはいけないことについて悩んでいませんか?
実は、この記事で紹介する「お盆にやってはいけないこと8選」について確認すれば、お盆にふさわしい行動をすることができます。
実際に私はお別れのお手伝いをしており、日本のお盆や先祖の供養について大切なことだと感じております。
この記事では、お盆でやってはいけないことについてご紹介します。
この記事を読み終えると、今後、お盆での行動について迷うことなくご先祖さまの供養をことができます。
お盆は、何の日なの?
お盆は、ご先祖様を自宅にお迎えして供養する日です。
お盆は、旧暦と新暦で異なります。
※新盆:7月13日~16日。旧盆:8月13日~16日。
沖縄では、旧暦の7月にお盆があるため、毎年日程が異なります。
地域によってお盆の日程に違いはありますが、初日の迎え盆では、家族や親族とお墓参りして迎え火をします。最終日の夕方にご先祖様をお見送りするために送り火をします。
お盆期間中は、ご先祖の供養だけでなく家族や親族と集まり親交を深める大切な日です。お盆でやってはいけないことを理解して失礼のない行動をとることが大切です。
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お盆は、地獄の窯が開く日!?
仏教の教えでは「地獄の窯が開く日」とされています。
この地獄の窯が開く日は、地獄のエンマ大王や鬼たちは仕事を休んでいると考えられています。
そのため、地獄に堕ちた霊が水辺に近づく人間に危害を加えてしまうと言われています。
あなたを見守ってくれるご先祖様は、このお盆期間中は自宅にいると考えられているため、地獄の窯が開く日のお盆に川や海へ行くのは避けましょう。
そのほかにもお盆にやってはいけないことをご紹介します。
お盆にやってはいけないこと8選
お盆にやってはいけないことは、全部で8つあります。
一つずつ詳しく解説します。
水辺に行くこと
お盆では、海や川など水辺に行くことを避けましょう。
先ほどもご紹介したように、お盆は仏教の教えで「地獄の窯が開く日」となっています。
水辺は、あの世と言われている浄土から、私たちがいるこの世といわれる現世の通り道と言われているため霊に足を引っ張られるという言い伝えがあります。
地域によっては、ご先祖様の魂は水辺である海や川からあの世に戻ると言われているので近づかない方がよいという考えがあります。
夏の季節ならではの海や川が危険になる側面もあります。お盆は、自宅に親族や親しい友人招くことになりますが、子供の面倒を見る方が少ないことから水辺に近づいてはいけないという言い伝えができたという説もあります。
また、お盆の7月~8月は台風や集中豪雨が重なるため、川の水位は増して氾濫する恐れがあります。海は高波の影響で危険になる恐れもあります。
子供を水害から守るための言い伝えと現実的なリスク回避の観点から、水辺に行くことはよくないとされています。
生き物の命を奪うこと
お盆に限ったことではありませんが、無下に生き物の命を奪うことは避けましょう。
仏教の教えでは、生き物の命を粗末にしないことが基本です。
お盆では、親族や親しい友人が集まる機会があり子供達から釣りや虫取りなどお願いされることがありますが、違う遊びを提案するのもよいでしょう。
命の尊さや大切さを伝える機会にすることが大切です。
必要以上に肉や魚を食べること、粗末にすること
お盆期間中に、肉や魚料理を食べる行為は問題ありませんが、必要以上にお皿に料理を盛ったり食べ残して粗末にしないようにしましょう。
お盆は、生き物の命を大切にする良い機会になるはずです。
トゲや毒のある花を飾る。赤い花を飾る
お盆では、一般的にトゲや毒のある花、赤い花を飾るのは避けた方がいいと言われています。
避けるべき理由として、
トゲのある花(バラやアザミなど)は、殺生や怪我を連想させること。毒のある花(スズラン、彼岸花など)は、ご先祖様に毒を捧げてしまうためです。赤い花(バラなど)は、縁起が悪いと言われています。花が頭から落ちてしまう(椿、牡丹)は、死を連想させることから避ける方がいいでしょう。
お盆と言えば菊をイメージする方が多いのではないでしょうか。昔から邪気を払う花とされています。暑い夏でも枯れにくく花びらが散らばらないのでお手入れも簡単です。
針を使った作業
仏教では、血はけがれと考えるため出血の恐れがある針を使った作業は避けましょう。
親族や親しい友人が集まっている時に、出血をすると印象も悪くなるため注意が必要です。
トゲのある花(バラやアザミなど)は、針を使う作業と同様に出血する恐れがあるため避けた方がいいでしょう。
お盆期間中は、包丁を使う調理作業、ハサミやのこぎりなどの刃物を使う庭仕事など十分気をつける必要があります。身の回りに針や刃物を置かないようにするなど工夫も必要です。
引越す
お盆の時期は、夏土用の時期と重なっているため住居の移動(引っ越し)は避けた方がいいでしょう。
夏の土用とは、土が盛んになり働く時期で神様が土から出てくるという言い伝えもあります。
この土地の縁起がよい時期に、土を動かすのはよくないとされています。知らない土地への観光もなるべくさけた方がいいでしょう。実家への帰省は問題ありません。
入籍や結婚式
お盆では、結婚式などのお祝いごともなるべく避けましょう。
お盆期間中は、ご先祖様を供養するための大切な期間です。新盆を迎える家族にとっては、喪中となるため慎んで生活する方もいます。
また多くの方が実家に帰省してお墓参りや法要をするため失礼と感じる方も多いです。
日本にとってお盆は、先祖の供養や家族の健康や安全を祈る大切な期間です。特別なことがない限り入籍や結婚式などのお祝いごとは控えましょう。
納車・車の登録
お盆に納車や車の登録をするのは縁起が悪いと言われているので避けましょう。
納車の時期をお盆にすると、将来の車検や点検の時期もお盆の時期と重なってしまう恐れがあります。
最近は、お盆休みをきっちりととるディーラーやモータースが増えていることから、ガソリンスタンドや一部のカー用品店でしか車検を受けることができない可能性もあります。
お盆に車を納車するとイメージが良くないことと、今後の車検や点検整備のことを考えると少し時期をずらした方がいいでしょう。
まとめ
お盆は、ご先祖様の魂を自宅に迎えて供養を行う期間です。
そのため、お盆でやってはいけないこと8つの行為は避けましょう。
生き物の命を大切にすることと、不吉に感じる行動はNGです。
お盆では、「お墓やお仏壇の掃除」「家族や親戚と集まって食事」「喪服を着用してフォーマルな装いをする」などご先祖様に喜んでもらえるような行動をとりましょう。
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