- お通夜に必要な持ち物は?
- お通夜に数珠はなくていいの?
- ハンカチのマナーを知りたい
とお通夜の小物マナーについて悩みを解決できる記事になっています。
なぜなら、実際に私はご葬儀・法事に関連するお仕事に5年以上従事しておりお通夜の小物マナーを知らない方をたくさん見てきたからです。実際に数珠やハンカチまで気を使うだけで遺族や親族と良好な関係が続くこともあります。
記事の前半では、お通夜に必要な持ち物について解説しつつ、記事の後半では、お通夜の小物でよくある質問として「お通夜に行くのに数珠はなくても良いですか?」「お通夜に持参するハンカチの柄や素材は何ですか?」など数珠やハンカチのマナーについて具体的に解説します。
この記事を読み終えることで、お通夜に参列する際の持ち物がわかるだけでなく、遺族や親族に好印象な男性になります。
お通夜の服装で小物に気を使う理由
昔のお通夜は、急に訃報が届き駆けつける意味合いが強かったので小物まで気を使う必要はありませんでした。
最近のお通夜は、葬儀会場を予約をするため訃報が届いた日からお通夜の日まで数日かかります。そのため、服装は、喪服(ブラックスーツ)を着用し小物まで気を使う必要があります。
実際にお通夜は、故人を偲びお別れする大切な儀式です。
遺族や親族、会社関係、親しかった方々が集まる場ですから、故人とのお別れに悲しむ遺族や親族に嫌な想いを与えないように、お通夜での服装マナーに注意しなければいけません。
お通夜で喪服を着用するのは知っていても、小物のマナーを知らない男性も多いです。悲しみの中にいるご遺族に嫌な想いを与えないように持参する小物まで配慮が必要です。
お通夜に参列する際の持ち物
お通夜に参列する際に必要な持ち物をまとめました。
一つずつ詳しく解説します。
香典
お通夜に参列する際は香典を持参します。
一般的な仏教のお通夜では香典袋(不祝儀袋)に「御霊前」と書きます。
これは、仏教では人が亡くなると「霊」となり、49日目に成仏して「仏」になると考えられているからです。このためお通夜では「御霊前」と書くのがマナーです。
地域のしきたりや仏教の宗派の考え方の違いもあるため適した香典袋(不祝儀袋)※を選ぶ必要があります。※一般的に蓮の花模様は仏式専用。
香典袋(不祝儀袋)は、袱紗(ふくさ)に包んで持参します。
男性は、なるべくバッグを持たず手ぶらが一般的と言われているので喪服の内ポケットに香典袋(不祝儀袋)を入れるとスマートです。
袱紗(ふくさ)
先程解説した通り、袱紗(ふくさ)は香典袋(不祝儀袋)を包むための布です。
香典は、直接渡すのではなく袱紗(ふくさ)に包んで渡すのがマナーなので出来る限り持参しましょう。
袱紗(ふくさ)には大きく分けて3種類あります。
- 金封袱紗:若い方に人気
- 台付き袱紗:そのまま渡せて便利
- 爪付き袱紗:一般的によく使われるタイプ
金封袱紗は、バッグや喪服のジャケットの内ポケットに入れても形が崩れることがないため若い方に人気です。
台付き袱紗は、受付で台に載せてそのまま香典袋(不祝儀袋)を渡せるので便利です。
爪付き袱紗は、正方形で風呂敷のような形をしており四方に房がついています。一般的な爪付き袱紗(ふくさ)も用意できないときは、フォーマルはハンカチで代用することも可能です。
どの袱紗(ふくさ)もお通夜の際は左開きが左にくるように、表書きが正面になるように使用します。弔事の袱紗(ふくさ)の色は、寒色系がマナーで黒、紺、藍色、緑、灰色が適しています。また紫色の袱紗(ふくさ)は、弔事・慶事ともに使用できます。
弔事の袱紗(ふくさ)の模様は、蓮の花が一般的ですが、地域の風習や仏教の宗派などで刺繍や模様がNGの場合があるので注意が必要です。そのため袱紗(ふくさ)は、無地が一番おすすめです。
数珠(じゅず)
お通夜に参列する際に、数珠がない時は持参しなくても問題ありません。
数珠(じゅず)の種類は、宗派によって珠や房の形だけでなく形状や結び方まで違うため、宗派にあった数珠を身につけることは難しいです。
ご自身が仏教徒でない場合や宗派に詳しくない方は、あえて用意する必要はありません。数珠(じゅず)を両親や知人から借りることはよくないとされているので注意が必要です。
ハンカチ
お通夜に参列する際は、必ずハンカチを持参しましょう。
通夜振る舞いでの会食前やトイレを利用した後で、手を洗う際に必ずハンカチが必要になるからです。手が濡れたままお通夜に参列することは、だらしのない印象を与えてしまうので注意が必要です。
ハンカチは、基本的に白無地がおすすめです。刺繍や派手な柄が入っているものやレースがついているハンカチは派手な印象を与えてしまうので避けてください。
タオル地は、喪服のジャケットやズボンに入れた時かさばってしまい見た目の印象が悪くなるのでNGです。
小さ目のバッグ
お通夜では、男性はバッグを持たず手ぶらがマナーと言われていますが、、、
上記で紹介した「香典、袱紗(ふくさ)、数珠(じゅず)、ハンカチ」の他にスマホや財布などこまごました荷物でジャケットの内ポケットに収まらないときは小さ目のバッグを持参します。
片手で持てて席に座った時に膝の上における小さなセカンドバッグがおすすめです。
死を連想させるクロコダイル革やカジュアルな印象になるエナメル素材の艶のあるバッグは避けましょう。
遠方からお通夜に参列するため、大きなバッグを持参しなければいけない場合には駅構内のコインロッカーや宿泊しているホテルに保管するなど預けるとよいでしょう。
小物の準備が大変な時は、喪服レンタルしよう
最近は、自宅でお通夜を行わなくなったことから、訃報が届いてからお通夜までの日にちに余裕がありますが、1週間ほどで喪服とワイシャツ、ネクタイ、革靴と小物まで用意するのはとても大変です。
実際に、紳士服量販店の青山、はるやま、コナカなどで喪服を買うと時間とお金がかかり小物の用意がおろそかになってしまうこともあります。
そのため、少し日程に余裕がある方も喪服レンタルがおすすめです。
以下に、実際私が利用した喪服レンタルのお店をご紹介します。アパレル業界のスタッフが運営していることから妥協していない喪服をレンタルすることができました。
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まとめ
今回は、お通夜の持ち物は?数珠やハンカチなど小物のマナーについて解説しました。
最後にもう一度内容を確認しましょう。
- お通夜に必要な持ち物は、香典・袱紗・ハンカチ
- お通夜に行くのに数珠はなくてもいい
- お通夜に持参するハンカチの柄や素材は基本的に白無地がおすすめ
- 荷物がかさばるときは、小さ目のバッグを持参する
男性がお通夜までに小物を用意するのは大変です。「手軽さ」と「コスパのよさ」から、インターネットのお店で喪服レンタルするだけで小物を用意する時間が確保できます。
是非参考にしてください。